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上からの知恵

本日の宣教より  2021年7月18日
       ヤコブの手紙3章13~18節           左右田 理

賛美と呪いが同じ口から出てくる(10節)…賛美に満ちた礼拝後に陰口が囁かれることでもあったのでしょうか。それとも議論が高じて罵り合いでもあったのでしょうか。神学校時代、人ではなくキリストのみ(1コリント1:12)、というような正論を声高に主張するときも断罪となっているのではないか、という指摘を受けたことがあります。いずれにせよクリスチャンも罪人である現実は、初代教会時代からすでにあったことがわかります。
真理(14節)は“上からの”知恵であり、義の“実”です。(17~18節) 上に願い求め続け、待ち望むところに起こされる人知を越えた恵みです。(1:5) 上からの知恵について思い巡らすとき、伝道の書11章が思い浮かびます。「あなたのパンを水の上に投げよ、多くの日の後、あなたはそれを得るからである。…朝のうちに種をまけ、夕まで手を休めてはならない。実るのは、これであるか、あれであるか、あるいは二つともに良いのであるか、あなたは知らないからである。」ここから私たちは隣人関係の自由、希望を聴くことができます。
柔和な行い(13節)とは、物腰や言葉遣いだけでなく、自分(たち)と異なる人とも接することのできる隣人関係の自由ではないでしょうか。伝道者パウロは言います。「わたしは、すべての人に対して自由であるが、できるだけ多くの人を得るために、自ら進んですべての人の奴隷になった。…すべての人に対しては、すべての人のようになった。…」(1コリント9:19~22) これは、ねたみや党派心(14節)など自己正当化からの解放される恵み、いわば律法主義から自由にされる律法と言えましょう。
大宮バプテスト教会ミッションステートメント「…私たちは、主の日の礼拝を守り、心を合わせて感謝と賛美を捧げます。…」私たちが捧げる礼拝賛美はその日、その主日で終わることなく、新たな一週間に備えられた数々の出会いを感謝する力となります。週報通して、zoomで、会堂で、共に出会いの希望を受けましょう。

by ohmiyabap | 2021-07-18 07:00 | 宣教