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主の来臨の時まで

本日の宣教より  2021年7月25日
       ヤコブの手紙5章7~20節           左右田 理

 “だから”主の来臨の時まで耐え忍びなさい…(7節) 世の不条理が6節まで指摘され本日の聖書個所7節に続いています。私たちは世の有様、世相の変化を当てにしてはならないでしょう。希望の目当てとして“人知を越えた出来事”である主の来臨の時に集中していきましょう。伝道者パウロも言います、「神は、神を愛する者たち、すなわち、ご計画に従って召された者たちと共に働いて、万事を益となるようにして下さることを、わたしたちは知っている。」(ローマ8:28)
 主はゆるしの神です。不平(9節)を口にしてしまった人を執拗に責め続けたり見放したりするお方ではありません。それゆえ気をつけるべきは不平不満の矛先を誰かに向け、その相手を見限るようなことを言い放ちたくなる誘惑です。ヤコブは旧約聖書に描かれた信仰の先達であるヨブの忍耐を取り上げます。(10節) ヨブはその執り成しの祈りが“愛する者たちのため”から解き放たれ、“自分を裏切り攻撃してくる者たちのため”へとつなげられていきました。伝道者パウロも言います、「他人の僕をさばくあなたは、いったい、何者であるか。彼が立つのも倒れるのも、その主人によるのである。しかし、彼は立つようになる。主は彼を立たせることができるからである。」(ローマ14:4)
 ヤコブは主イエスと同じように当時の“誓い”を批判し、率直な思い、考えを表明するよう訴えます。(12節、マタイ5:33~37) それは聖書教育p.32によれば、将来を支配するかのような不遜からの解放であり、今の喜怒哀楽を正直に主に委ねていく謙遜な生き方への招きとなるでしょう。(13~14節) そして正直な喜怒哀楽を互いに執り成しの祈りとして捧げ合うところは、お互いを罪から解放する義人の祈りの場となるでしょう。(15~20節)
 大宮バプテスト教会ミッションステートメント「…共に祈りで支え合い…」交流誌「ゆ~としぇあ」を通して義人の祈りの場を豊かに分かち合いましょう。主の来臨の時は近い。(ピリピ4:5)

by ohmiyabap | 2021-07-25 07:00 | 宣教