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主はわたしの羊飼い

本日の宣教より  2021年10月10日
       詩篇23篇1~6節           佐藤 順子
詩編の中で皆様に覚えている箇所は、とお聞きしたならこの 23 編とお答えになる方
が多いとおもいます。作者はダビデなのかダビデに由来する詩人なのか色々な説が
あります。旧約聖書学者の浅野順一先生は「学者によっていろいろ学説が有ります
が、問題はそういう学説を私どもが学ぶということよりも、聖書そのものを私ども
が読み、そしてそれを歌い、味わうところに大きな意味があるかとおもいます。」と
言われています。本日はダビデ王が実の子アブシャロムの反乱にあってエルサレム
を脱出し、ユダの広野を逃げ回っている時に書かれたものという説を取り、味わっ
てみたいとおもいます。
ダビデは羊飼いとして少年を過ごしていますから羊飼いと羊の関係が自分の身に重
ねられて心情が伝わってきます。「聖書協会共同訳」ではより詩として言葉が心に流
れ込んできます。4 節の「たとえ死の陰の谷を歩むとも私は災いを恐れない、中略 私
を慰める。」について皆さまにも今まで、次の緑の野に移るために通過せねばならな
い危険な谷が有ったのではないでしょうか。その時に信頼を寄せるのは導き手であ
る神さまです。私たちを守るためこん棒と杖で、守り引き上げて下さるのです。
5 節からは饗宴を主題とする歌となります。ダビデの今は追われる身であり、明日何
が起こるか分からないけれど、神さまによって平安を与えられ、どんな災いがこよ
うが恐れないのだと言い、やがて神のおられる宮に住むのです。と希望を語ってい
ます。


by ohmiyabap | 2021-10-10 07:00 | 宣教