その聖所に立つべき者

本日の宣教より　　2021年10月17日

　　　　　　　詩篇24篇1～10節　　　　　　　　　　　左右田　理

その聖所に立つべき者はだれか…聖所とは礼拝の場です。(聖書教育p.26参照)　聖所で仰ぎ見るべきお方は、あらゆる命の主です。(1~2節)　あらゆる命がどのように創造されているのか、神に愛され養われているのか、その恵みを数え、追い求めていく者は聖所に立っています。もしその恵みを制限しようとし、命の問題に比較優劣、取捨選択を持ち込むなら聖所に立つことはできません。「あなたがたは、敵を愛し、人によくしてやり、また何も当てにしないで貸してやれ。そうすれば受ける報いは大きく、あなたがたはいと高き者の子となるであろう。いと高き者は、恩を知らぬ者にも悪人にも、なさけ深いからである。」(ﾙｶ6:35　参照 ﾏﾀｲ5:43~28)

その聖所に立つべき者はだれか…それは偶像礼拝と決別する者です。(4節、聖書教育p.26参照)　当時の偶像は富、繁栄の神、また多産の神でした。虚勢を張ることなく救いを乞い求め、助けを必要としていることを隠さない者は聖所に立っています。(5節)　まことの神を仰ぎ見ています。(6節)　「そして三時に、イエスは大声で『エロイ、エロイ、ラマ、サバクタニ』と叫ばれた。それは『わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか』という意味である。」(ﾏﾙｺ15:34)

その聖所に立つべき者はだれか…十字架の主を栄光に満ちた王として喜び迎え入れる者です。(7,9節)　世の知恵や力で反撃、威嚇したくなる誘惑から主によって救われる者です。(8,10節)　「…主があなたがたのために戦われるから、あなたがたは黙していなさい」(出ｴｼﾞﾌﾟﾄ14:13~14)

この主日も在宅で、zoomで、また会堂で…十字架の主の栄光に満ちたその聖所から、また新たな一週間へと共に踏み出していきましょう。大宮バプテスト教会ミッション・ステートメント「…十字架と復活の出来事を通して表された神の愛と赦しの福音を宣べ伝え、一人でも多くの人たちと分かち合います。」